初めての給与明細をもらった時、手取り額が想像より少なくて驚いた記憶があります。原因は「社会保険料」として天引きされている項目でした。今回は、当時よくわからないまま流していたその中身を、改めて調べてまとめてみます。
そもそも「社会保険」とは何なのか
「社会保険」とひとくくりに呼ばれていますが、実際には次の5つの保険をまとめた呼び方です。
- 健康保険:病気やケガで病院にかかった時の医療費を補助してくれる
- 厚生年金保険:老後にもらう年金の元になる
- 介護保険:介護が必要になった時の給付(40歳になってから天引きが始まるので、20代のうちはまだ対象外)
- 雇用保険:失業した時などに給付を受けられる
- 労災保険:仕事中や通勤中のケガ・病気を補償する(これだけは全額会社負担で、給与から天引きされることはない)
給与明細に「社会保険料」とまとめて書かれているのは、主にこのうちの健康保険・厚生年金・雇用保険の合計額だったんだと、調べて初めて理解しました。
保険料はどうやって決まっているのか
保険料は「標準報酬月額」という、給与額をもとにした基準額によって計算されています。会社からもらう給与そのものではなく、この基準額に保険料率をかけて算出される仕組みです。
そして、健康保険や厚生年金の保険料は、基本的に会社と自分とで半分ずつ負担する「労使折半」という仕組みになっています。つまり、給与明細に書かれている天引き額と同じ金額を、会社側も負担してくれているということです。これは知らないと損している気分になりますが、知っておくと少し見方が変わりました。
天引きされている「意味」
社会保険料が給与から天引きされる一番のメリットは、自分で納付の手続きをしなくていいことだと思います。一方でデメリットとして、天引きされている分、実感がわきにくく、「何にいくら払っているか」を意識する機会がほとんどありませんでした。
改めて自分の給与明細を見返してみると、「こんなに引かれていたのか」という金額と、「これがあるおかげで何かあった時に助けてもらえるんだ」という安心感の両方を感じました。
調べてみて感じたこと
正直、社会人になりたての頃は、天引きされている項目を深く考えずに受け入れていました。でも中身を知ってみると、
- 病気やケガをした時の医療費が軽くなる(健康保険)
- 老後の年金の土台になっている(厚生年金)
- 失業した時のセーフティネットになる(雇用保険)
という、それぞれちゃんと意味のある仕組みだったんだと分かりました。給与明細を「なんとなく見る」のではなく、「何が引かれているか分かった上で見る」だけでも、お金に対する見方が少し変わる気がしています。
次回は、貯金・投資と並行してよく耳にする「iDeCo」について調べてまとめてみようと思います。
※保険料率や制度の詳細は、加入している健康保険組合や年度によって異なります。正確な金額はご自身の給与明細や勤務先の担当部署でご確認ください。


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