このブログでお金の勉強を続けている中で、実は一度、高額なセミナー・コンサルティングに申し込みそうになったことがあります。結果的には踏みとどまりましたが、同じように「なんとなくお金の不安がある」人ほど狙われやすいテーマだと感じたので、正直に経緯を書いておきます。
きっかけ
SNSを見ていた時、「元手ゼロから資産を築いた方法」「会社員でも月収を大きく増やせる」といった内容の投稿・広告が目に留まりました。興味本位でクリックすると、まずは無料のオンラインセミナーへの申し込みフォームに誘導される流れでした。
無料セミナーの内容
セミナー自体は無料で、投資や副業についての一般的な考え方の解説から始まりました。最初のうちは、このブログで調べてきた内容と重なる部分もあり、「意外とまともなことを言っている」という印象でした。
ただし、セミナーの後半になると、雰囲気が変わっていきます。
- 講師自身の「成功体験」が、感動的なエピソードとして語られる
- 「多くの人がここで行動できずに一生を終える」という煽り文句
- 「本当に成果を出したい人だけ、次のステップに進んでください」という選別のような言い回し
徐々にエスカレートしていく勧誘
無料セミナーの最後に、「個別相談」への案内がありました。断る理由もなかったので参加したところ、そこで初めて、数十万円規模の有料コンサルティング・スクールへの勧誘であることが分かりました。
その場での説明では、次のような手法が使われていました。
- 「今日中に申し込めば特別価格」という期間限定の演出
- 過去の受講生の成功体験(スクリーンショットや体験談)を次々と見せる
- 「行動しない人は現状のまま」という、不安を煽る言い回し
- クレジットカードの分割払いを前提にした、具体的な支払いプランの提示
その場の雰囲気に流されそうになり、正直、契約書にサインする直前まで気持ちが傾いていました。
踏みとどまれた理由
最終的に契約せずに済んだのは、以下の対応をしたからでした。
- 「その場で即決せず、一度持ち帰って考えさせてほしい」と伝えた
- 家に帰ってから、信頼できる友人に内容を話してみた
- 一晩置いて、冷静な頭で内容を見直した
友人に話した時の「それ、怪しくない?」という一言で、我に返った感覚がありました。その場の空気の中にいると、自分では気づきにくくなるものなんだと痛感しました。
断った後の反応
一度持ち帰った後、数日にわたって「今なら特別に」「他の人には内緒で」といった内容のメッセージが繰り返し届きました。最終的に「申し込まない」とはっきり伝えると、それ以降は連絡が来なくなりました。
この経験から学んだこと
- 「今だけ」「特別に」という言葉は、冷静な判断を鈍らせるための典型的な手法だと知っておく
- 本当に価値のある情報は、高額なセミナーでなくても、書籍や公的機関の情報、信頼できるブログなどから得られることがほとんど
- その場で即決を迫られる時点で、一度立ち止まった方がいい
- 契約前に、家族や友人など第三者に話してみることで、冷静な視点を取り戻せる
このブログを書きながらコツコツ知識をつけてきた自分でも、その場の雰囲気には流されそうになりました。お金の知識があるからといって、こうした勧誘に対して絶対に安全というわけではないんだと、身をもって実感しました。
見分け方のポイント
同じような場面に出くわした時のために、自分なりに整理した注意点をまとめておきます。
- 無料セミナーから、有料の高額商品への流れになっていないか
- 「今だけ」「限定」「特別に」という言葉が頻繁に出てこないか
- その場での即決を求められていないか
- 具体的な金融商品や制度の名前ではなく、「成功法則」「マインド」といった抽象的な言葉が多くないか
- クレジットカードの分割払いを前提に、高額な契約を勧められていないか
一つでも当てはまったら、その場で決めず、一度持ち帰って冷静に考える時間を作ることをおすすめします。
まとめ
お金の勉強を頑張っている人ほど、「もっと効率よく増やしたい」という気持ちにつけ込まれやすいのだと、今回の経験で実感しました。このブログで紹介してきたNISAやiDeCoといった公的な制度は、高額な商材を買わなくても、誰でも公式サイトから直接始められます。「楽して大きく増やす」という話には、基本的に裏があると思って、これからも慎重に付き合っていこうと思います。
次回は、また副業か貯金の話に戻って書いてみようと思います。


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